Investition und Informationstechnologie テクノロジー QRコード決済は日本で普及するか

QRコード決済は日本で普及するか



こんにちは、タローです。

今回はQRコード決済についてです。

この頃中国のQRコード決済普及により日本もキャッシュレス(現金を使わない)をしようと叫ばれ、この記事でまとめられているように、日本を市場として多くの企業が推進しようとしています。

 

確かにQRコードはデンソーで開発された日本発祥のものであり、メリットもあります。主なメリットはキャッシュレスによる小売店での決済の手間の軽減、安い手数料ですね。うん、確かに良い。

 

しかし、Suicaを使っている人間からするとわざわざQRコードを利用する必要があるのか、と考えてしまいます。理由としては

 

(1) 交通系ICカードの普及度合い

PASMOやSuicaといった交通系ICカードは都市圏、特に東京ではほとんどの人間が持っています。何故ならこれらは電車とバスを利用する際に切符と比べて圧倒的に便利だから。チャージしておけば少額の買い物には事足りますし、定期券付きのICカードでも定期区間内と定期券外を自動で判断して定期券区間外のみ改札で決済される。もう首都圏で磁気定期を使う人はほぼいないでしょう。

 

中国は欧米日本と違い、経済発展が遅かった分、最新の技術が導入・推進されやすいという土台を持っています。日本が「固定電話→ガラケー→スマートフォン」と進んでいた電話の進化の流れが、中国ではガラケーを飛ばして「固定電話→スマートフォン」となるように。

 

中国でQRコード決済が一気に普及したのはこの土台が大きな役割を果たしています。中国ではこれの前の方法が「現金」だけなので、皆便利なQRコード決済に移行したのです。

しかし日本の都市圏では決済方法はSuica、WAON、クレカ……色々あります。ここにQRコードが入っても今とあまり変わらないでしょう。もしがっつり普及させたいのであればこれらの決済方法を「競争相手にしない」、つまり他を圧倒する優位性を持つ、もしくは差別化をする必要があります。

 

ですが、中々難しいのが現状だと思います。ポイントが付く、手数料が安い、では足りないでしょう。であれば既存でかつかなり普及している交通系ICカードとそのシステムを軸に利用するのが容易で普及させやすいはずです。

※ここで「ICカードとそのシステム」という言い方をするのはICカードだけではなく「モバイルSuica」などスマホでも利用できるICカードベースの手段も推進できる、という意図です。少額はSuica、高額は銀行口座と紐づけたモバイルSuica、という利用の仕方もできます。

 

 

(2)外国人観光客、都市圏流入者の利用容易性

Suica・PASMOは利用開始が非常に簡単です。無記名カードであれば500円のデポジットを払うだけです。最低でも会員登録とクレジットカードか銀行口座の接続が必要となるQRコードと比べると「気味の悪い簡単さ」と言っていいでしょう。

 

もしキャッシュレス割合を100%に近いものに将来していくのであれば、新しく生活する人、一時的に滞在する人にも容易に利用してもらう必要があります。観光立国を目指すのであればなおさら必要になるでしょう。

 

もちろん高額決済でICカードを利用するのは不安ですし、チャージを必要とする分不便ですが、それはクレジットカードなどの代替手段を利用すれば良いと考えます。ICカードだけ、というのは現実的ではないかな、と。

 

以上2点が、「私が交通系ICカードを推す理由」です。もちろんICカードにも紛失・盗難等の「セキュリティの課題」、「専用機器の設置」等のデメリットがあります。ICカードだけではなくFelicaのような非接触の技術と組み合わせるのが重要でしょう。

 

時流はQRコードのようなので、その方針で進んでいくと思いますが、さてどうなるでしょう…

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